もうすぐ帰国

夏のフェスティバルも終わり、いよいよ来月の帰国が近づいて参りました。
部屋の片付けやお世話になった人へのご挨拶などに追われています。
また新しい曲にも取り組んでいます。

最初来たときはこんなとこ1年で帰ってやろうと思いましたが、
結局3年いました。

3年間長かったようなあっという間だったような。
色々な先生のレッスンを受けたり、コンクール、コンサートをしたり。
とくにフェルナンド、アレックスの2人の先生に師事できたのは本当に幸運でした。

帰国後は不安がいっぱいですが、演奏、教授活動など積極的にやっていこうと思っております。
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どこの国でも

お久しぶりの更新です。
洗濯機が壊れ、トイレの水が止まらず、シャワーの排水溝は詰まるなんていう水害に見舞われていた今日この頃。そのほとんどが解決しましたが、新たな事件が起きました。

昨日、僕は先輩の友人二人と飲みに行くために自分の部屋を出たところ、エレベーターがずっと使われている状態。しょうがないので階段で下りていくと、1つ下の階でおじさんが四つんばいになって倒れていて、それを女性の方が手伝っていました。
このおじさん、自称テノール歌手？？か何かでいつも大声で歌っているおじさんでした。
そしてこの女性は彼のお隣さんだそうで。

さすがにここで無視していったら人間性を疑われると思いましたので、
「どうしたの？」と聞くと女性は「よく分からないけど倒れてたの」と言ったのでとりあえずこのおじさんを起してみることに。
おじさんの腕を持った瞬間僕が感じたことは、
（このおっさん酒くせー・・・）
単に酔っ払ってコケただけだったのです。まだ２２時前なのに・・・。初心者みたいな飲み方しやがって。
おじさんのまわりには鍵とバッグとスーパーで買った荷物が散乱していました。
しょうがないんでそれらを持ちつつおじさんの手を女性と二人で引いて部屋まで連れて行き、おじさんの部屋のドアを空けてみると、
なんじゃこりゃー！！
２ｍくらいに積み重なった本の山で足の踏み場がない部屋。
電気はどこだ、と見つけてつけるもつかない・・・・
「あんたいつもどうやって生活してたんだ」と訊くと、そのおじさんは


「いや、夜はテレビの明かりで」

あほらしくなりました。

このおじさんまたヘビー級の体重のくせにスーパーで買ったもののなかは肉だらけ。
ムカついたんで部屋に投げ飛ばしてやりました。
きっと今頃腐っているでしょう。わはは

なんてことをしてたら待ち合わせに大遅刻。こんな話をしてもあまり信じてもらえませんでした・・。
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ここのところ

なぜか音楽と関係ないことで忙しく毎日を過ごしています。
滞在許可書の更新、それからアパートの下の階に水が漏れてるなどなど・・・。
音楽の方はといえば3日からレッスンが始まり、前日に先生から連絡があり、先生のお宅でみてもらう事になりました。（たぶん学校来るのが面倒だったのかな？）

ところで歌手のパバロッティ氏が亡くなられたというニュースを見ました。
小学生のころテレビで三大テノールのコンサートをやっていてそれを見てかなりクラシックというもののイメージが変わったのを覚えています。というか初めてクラシックっていいなと思えた瞬間でした。
特にパバロッティ氏は声量も声質も歌いまわしも僕の好みでしたので、こっちに来た後もCDを買ったり借りたりしてよく聴いていました。
数年前来日したときにコンサートに行っておけばよかったなとか、もう生では聴けないのだなとか考えてしまいます。

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兄が来ました。

４/２～５まで兄（長男）夫婦がバルセロナに来ました！
しかしなんともこの週はずーっと雨でした・・・汗。とりあえずバルセロナをいっしょにサグラダ・ファミリア、グエル公園、カテドラルなどなど・・・。3日間かけて一緒にまわりました。（ごちっ！）
頼んでいた本の他、母からのお土産も持ってきてくれて、久しぶりに日本の食べ物を食べました。中でもやはり小布施の栗鹿ノ子！！はっきりいって今地球上で存在する食べ物の中で一番おいしいでしょう。
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二人の魔女

二日くらい前でしょうか、朝9時からピンポンが鳴り、でてみると、「カズキさんですか？」みたいな軽快なノリで下のオートロックを開けてくれというおばちゃんの声。さすがに名前を知っててこんなに朝早くから来るのだからなんか用があるのだろうと思い、開けてあげました。

僕が住んでいるのは5階（といっても日本でいう8階）で、しばらくしてドアのところに来たので開けてみると、おばさん2人組み。まぁ強盗とかの類じゃないなと思い、話を聞くとなぜか分からない単語ばっかり！！～～について話します。くらいしか分からず、mateoがどうとか言っているので、「ちょっと待ってお（よ）」みたいに言って辞書を取りに行くも笑いはおきず。
辞書で意味を調べるとどうやら聖書？とかキリストの使徒の名前？。まぁいわゆる勧誘みたいなやつなのでしょうか。事情が大体分かりこの手の勧誘が大嫌いな僕は速攻追い返そうと思ったのですが、僕の辞書を聖書と勘違いしたみたいで「４２項を見なさい！！」とかラリったことを言ってくる2人のおばちゃん、しかも辞書を指差してるその指の爪は真っ赤でチョー長く不気味・・・。
しまいには「誰か他にいないの？」とか言いつつ部屋を覗くし・・・部屋干ししてたパンツを見られました。
「誰もスペイン語分かる人いないから今度にして！」と僕が言うと、「また来ていいの？？」と目を輝かせてきたので、ヤバイ！と思い、NOと言ってドアを閉めました。

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日本からのDMC

日本の兄から文庫本と一緒にDMC（デトロイト・メタル・シティー）というマンガ１、２巻が送られてきました。これはDMCという悪魔系メタルバンドのボーカルギターのクラウザーⅡ世こと本当はポップな音楽をやりたい根岸君の日々の苦悩を描いたとてもお下品なマンガで、ギタリストの必需品でございます。
実はピアノの森（読んでない人はおススメ！！）というマンガの新刊を送ってもらうように頼んでいたのですが、発売日が延期されたということでした。しかし兄夫婦に感謝でございます。
なんかマンガおたくっぽい日記になってしまいました・・汗。

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３ヵ月

はやいもんで今日でバルセロナに来てから３ヵ月です！！
大分ここにも馴染んできました。
そしてもうすぐ今年も終わりです。
ギターでは、弾かなきゃいけない曲、弾きたい曲などいっぱいあります。スペイン語学校も来月で終わりです。
最近やっと毎朝８時から（休日は１時から）やっているクレヨンしんちゃんが少し理解できるようになってきました。でもまだまだ知らない言葉などたくさんで、
今日も同じ階の姉ちゃんがセロハンテープを借りに来たのですが、「キッチンペーパー」→「サランラップ」→をたどってやっとセロハンテープにたどり着くことができました。
「じゃすぐ返すから！」と言われたものの１時間しても来ない・・・。
ちょっとシャワー浴びようにも気まずいが、結局シャワー後もまだこない。
そして出かける時間になっても・・・・・。今さっき家に帰ったら玄関の前に「また貸してね、うっふん」みたいな手紙はありませんでしたが、セロハンテープが置かれてました。
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ロドリーゴ邸へ

先日、メキシコ人ギタリストの友人ロドリーゴのお家にお邪魔して来ました。
彼とはギタリストの國松さんとの紹介で知り合ったわけですが、１番最初に会ったときに「作曲家のロドリーゴはロドリーゴが名字だけど僕は名前がロドリーゴなんだ。」と嬉しそうに言っていたのが印象的でした。それから「かずき、これからはもっと悪いスペイン語を覚えていかなくてはいけない」なんてことも言ってましたが・・・
その後彼のコンサートにも行きましたが、彼の大らかなでもちょっといたずら心のある性格がそのまま出ているような、とてもいい演奏でした。

この日は先日バルセロナ国際で優勝した國松さんのお祝いもかねて、彼がメキシコ料理をごちそうしてくれました。
その後、ギターを弾きながらメキシコ民謡を歌ってくれたり、元ソプラノの奥さんとデュオをしたり。
「なんか日本の民謡をきかせてよ」と言われ、なぜか國松さんは長渕の純恋歌を歌って大盛り上がり！
僕にも言ってきたのでじゃ一つ日本の民謡を、と言ってメキシコ民謡を弾くと、ロドリーゴが「あ！俺も一個有名なメキシコ民謡知ってる！」と言ってギター編曲のさくらさくらを弾き返してくる始末・・・。とても楽しい夜でした！

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やっと来ました。

風呂場の窓！！ポストの鍵！！
かれこれもう不動産屋に４回は同じことを言いにいきました。
風呂場の窓は１番上のガラスが一枚ない状態で最近寒くなってきましたので、なかなか困っていました。それからポストは鍵がないと手を入れる隙間がほととんどないため、棒の先にテープをグルグル巻きにしてこそこそ手紙をとったりしてました。
修理が終わった後に業者の人の一人がトイレを借りてもいいかと指差していたのをなぜか勘違いし、「どうだうまくいってるだろ」と言って僕に窓を見せたいのかと思い、「うーん！いいよいいよ」とか言ってなかなか、そこから立ち去らなかった僕でした。
おじさんがモジモジし始めたのでやっと気づけました。

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偶然

今日はギターのクラスがありました。もっていった曲はジュリアーニの大序曲。この曲は約８分くらいあるなかなかの大曲で、日本でやろうやろうと思いつつ、ついついやらずにこっちに来てしまった曲でした。
この曲の中にはギターの重要なテクニックがかなり含まれていて、テクニックの確認やレベルアップにもいい曲です。また先生のフェルナンドの十八番でもあります。
今日はフェルナンドに色々と運指を変えられたり、タッチの変更を言われました。
そこで彼が

フェルナンド；「和樹、ネットはつながってるか？わし、ええサイト知ってるで！げへへ」

僕；「つながってます。」

フェルナンド；「よーし、一つ教えたるわ。」

といって彼が僕の楽譜にアドレスを書くのですが、Y・・・O・・・

もうこの時点で嫌な予感がしてました・・・。




はい、YOU TUBE でした（ToT）/~

僕；「フェルナンド、それみんな知ってるよ・・・」

フェルナンド；「ホンマかいな！？」

フェルナンド；「でもそこでラッセル（ギタリスト）がcriolloって曲弾いてんねんけど、これがいい曲なんだわ！」

僕；「フェルナンド、それ見たよ・・・しかもおととい気に入って楽譜買っちゃったよ。」

初めてフェルナンドの切ない表情を見ました。
この曲は最近の僕の中のヒットでとても好きな曲です。ちょっとだけ弾いたら先生も喜んでくれました。
偶然てあるものですね。

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